無駄遣いを減らすコツ|今すぐ始める支出の見直し術
固定費の見直しとあわせて、日々のちょっとした“無駄遣い”を減らすことも、支出を抑える大切なポイントです。「つい買ってしまった」「気づけば思ったより使っていた」──そんな経験、ありませんか? 毎日の支出を少し意識するだけで、月単位・年単位では大きな節約に繋がります。
ここでは、無理なく始められる「無駄遣いの減らし方」をご紹介します。
節約できる買い物術
空腹時の買い物に注意する
お腹が空いた状態でスーパーやコンビニに行くと、つい予定外のお惣菜やお菓子などを買ってしまいがちです。「買う前に食べる」を意識すると、冷静な判断ができ、無駄遣いを防ぎやすくなります。
買い物リストを作ってから出かける
日用品や食材の買い物は、あらかじめリストを作っておくことで、余計なものを買うのを防げます。 また、買い物の頻度を週1〜2回に絞るだけでも、都度の衝動買いを減らすことができます。
「本当に必要か?」と一呼吸おく
ネットショッピングやセール品に惹かれたときは、「今、本当に必要?」と一度立ち止まるクセをつけてみましょう。
すぐに買わず、「24時間置いて考えてみる」「お気に入りに入れて、後で見直す」などの習慣も、無駄遣いの抑制に効果的です。
外食やテイクアウトの回数を見直す
便利で楽しい外食やテイクアウトですが、習慣化してしまうと、気づかないうちに大きな出費に。 たとえば、週に2回の外食を1回に減らすだけでも、月に数千円、年間で数万円の節約に。
自炊の回数を少しずつ増やすだけで、健康にも家計にもやさしい生活になります。
光熱費を賢く節約するコツ
電気やガス、水道といった光熱費は、少しの工夫で意外と大きな節約につながります。日々の生活を見直しながら、無理なく取り入れられる方法を実践してみましょう。
契約アンペアや料金プランを見直す
実は意外と盲点なのが、「契約アンペア(A数)」と電力・ガス会社の料金プラン。現在の生活スタイルに合っていないままになっていると、必要以上の基本料金を支払っている可能性もあります。
一度、電気の検針票やマイページをチェックし、「自分に合ったプランかどうか」を確認してみましょう。
待機電力をカットする
テレビ、電子レンジ、電気ポットなど、使っていない時でも電力を消費している家電は意外と多いです。こまめにコンセントを抜いたり、スイッチ付きのタップを活用したりすることで、月に数百円〜千円単位の節約になることも。
古い冷蔵庫は思った以上に電気代がかかる
冷蔵庫は24時間365日稼働し続けているため、家庭内でもっとも電力を消費する家電のひとつです。実際、10年以上前の冷蔵庫から最新の省エネモデルに買い替えたところ、月に約5,000円もの電気代が節約できたというケースもあります。
最近の冷蔵庫には「エコモード」や「自動節電機能」などが搭載されており、電力の消費を抑える工夫がされています。購入時の価格は少し高くても、長期的に見ると家計にやさしい選択となることもあります。
調理中のちょっとした工夫も節約に
料理をするときにも、光熱費を抑える工夫ができます。たとえば、圧力鍋*を使えば、短時間で火が通るため、ガスや電気の使用時間を大幅に短縮できます。カレーや煮物、肉料理などの調理におすすめです。
また、パン作りの発酵などで、つい電子レンジやオーブンの発酵モードを使いたくなりますが、室温を利用した自然発酵でも十分な仕上がりが可能です。時間は少しかかりますが、エネルギーを使わない分、環境にもお財布にもやさしい方法です。